萬緑苑 施設長の部屋
へようこそ・・・
                                                     
悪戯を 見つけ笑む子や 冬ぬくし  
  
【はじめに・・・】
 もともと、このHPは施設長の自宅を基地に更新をしていました。すべては法人のため・・・といいたいのですが個人的趣味(勉強)のためでもあります。
ここには、施設運営に関する様々なこと(愚痴?)を日記として書き綴ることになると思います。


→ 施設長のひとりごと
 
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お知らせ!
【サービス付き高齢者専用住宅 プライムガーデン市原辰巳】
  医療法人社団琢心会が提供する、サービス付き高齢者専用住宅「プライムガーデン市原辰巳」がオープンしました。この施設は高齢者が安心と自由のもと暮らせるように、セキスイハイムが設計・施工し、2016年春オープンしました。施設の中には介護ヘルパー事業所(辰巳ホームヘルパーステーション)が常駐しています。
お問合せは・・・☎0436-75-3080
 
【7月18日 ジョビイさん】
  平成30年度の候補生のジョビイさんです。現在、横浜の研修センターで勉強中。施設へは12月に来てくれます。ミンダナオ大学の卒業生で笑顔がとても素敵です。
 
【1月31日 買い物ツアー開始】
  昨年の12月末から、社会福祉協議会とコラボした辰巳台大厩地区での買い物ツアーを開始しました。この企画、当初は廃バス問題に絡み、市津地区での社会貢献を模索していたところ、社会福祉協議会が買い物難民救済計画を立てていることを知り、市原市の高齢者福祉施設協会会員内に集会において協力呼びかけをした結果、当法人の他にグリーンホーム(市津地区)、清流園(市津地区)、グランモア和光苑(姉崎・有秋地区)さんが独自協力することで各地域でスタートしています。 また、ケアハウス向日葵さんは独自に福祉有償運送を行っており、市原市内の社会福祉法人による地域貢献事業は順調に広がりを見せています。
大厩地域においてはすでに3回実施していて、1回あたり5人~11人が利用しています。この地域は道路幅が狭く車の相互通行ができませんので、待ち合わせのコーディネートに苦労します。あくまでも無償による人材と車の派遣事業ですけど、他法人との協力体制でこの運動に広がりができればと思う次第です。
 
【12月12日 フィリピンに行ってきました!】
  12月9~11日、介護福祉士に合格した、ミッシェルさんの結婚式に出席するため、フィリピンまで行ってきました。バタンガスはマニラから車で3時間半余り。フィリピンは経済発展が目覚ましく、あちこちで交通渋滞があり、また、交通網が未発達で電車がありません。空港へはミッシェルさんのお兄さんたちが迎えに来てくれました。バタンガスは農業と畜産の村。一面の農村地帯ながら街には活気があり、往来は人であふれています。久々に会うミッシェルさんはほとんど変わりません。旦那さんは背が高く、美男美女のカップルです。前夜祭は7時ころから・・・。この地の結婚式は2日間行われるのが習わしで、村を挙げての4お祭りです。大音響の音楽が大地を揺るがします。PPAPが流れていたのには驚きましたが。
翌日は教会で結婚式・・・しかも朝7:00から3組同時の挙式。感動的でした。式が終わると披露宴で、今度は村人総出で出迎えます。披露宴は村人自由参加のバイキング。数百人の村人が次々に祝福に訪れ、どう見てもお祭りです。この地は結婚式と7歳の誕生日にはこのようなパーティーを行うのが風習で、結婚シーズンの12月から1月にかけては村のあちこちでこういった光景が見られるそうです。
ここには日本では失われた大家族制度と地域のコミュニティが息づいています。物質的・金銭的には恵まれていませんが、キラキラした子供たちの目を見る限り、それ以上に住民の心の豊かさを感じて温かくなりました。ミッシェルさんも幸せそうでした。なお、ミッシェルさんは子供が生まれて落ち着いたら、再来日する予定です。 
 
【10月31日 過去記事:敬老会】
  再び忙しさがとんでもなくなってきました。だからという訳ではありませんが、敬老会の記事を掲載するのを忘れていました。敬老会の日は理事会と評議員会、後援会総会まで同じ日に行う超ハードスケジュールです。画像は男性職員によるドレミのうた。音楽に合わせて踊り、飲み、食べ、そして脱ぐ?体育会的な芸です。実は私が教えました・・・というより甥っ子の友人たちの持ちネタのパクリです。それでも職員は一生懸命。頭が下がります。
 
【10月12日 国際介護福祉機器展】
行ってきました。現地に10時30分に到着。そしていきなりお昼ご飯。(ハンバーガー)
それは終わりまでぶっ通しで見る覚悟です。できれば職員と一緒に来るはずだったのですけど、職員は明日研修として行くそうです。研修・・・と聞いて、現場はずいぶん思い切った提案をするなと思ったのですが、なんでも私が「国際介護福祉機器展は研修としてゆくぐらいの覚悟が欲しい。」と話したそうで、理由が分かりました。これはある意味で定着するとよいですね。福祉の現場で働くものとしてはこれは必見。私はついでにメーカーに意見をするぐらいの覚悟なのです。良いものは高いので、費用対効果の問題もあります。私は電子機器とかマシン的なものより、アナログなものに惹かれます。
立ち上がり補助のテーブル付き手すり、男性用排尿補助器具とかもう一工夫すれば使いやすいものがありましたね。入浴機器も興味がありましたがバカ高い。これは将来的にはシャワー浴的なものに代わるべきなのかもしれません。 入浴作業は人・もの・時間がかかる。そのうえお金はもらえません。それなのに機材は恐ろしく高い。もちろん入浴を楽しみにしている方はたくさんいます。それならコストを減らして回数を増やすことを考えるのも手なのかもしれません。結局、4時過ぎまで見て回りました。へとへとです。
提案1)ノロウィルスの時にも使える除菌おしりふきが欲しい。
提案2)口腔ケア用綿棒1本30~40円は高すぎます。3分の1以下にコストカットすべき。
 
【10月6日 EPAその後】
倍率2倍と聞いておりましたが、来年度2人の受け入れが決まりました。ミッシェルさんの結婚に私も招待されました。ただ・・・困ったことに着るものがない。何を着ていけばよいのでしょうか?朝、バタンガスで7時挙式(超早!!)・・・前日入りするにしても結婚式が終わったら直ちに帰国しないと間に合わないという殺人的なスケジュールが待ち受けています。どうしようかしら。
ソフトの部屋のストレスチェックの印刷機能に問題が発覚。パソコンによっては機能しないそうですので、マクロを修正してみました。(バージョン名は変えていません。)
社会福祉法人のチェックは終わり、産業医に監修のお願いを出しましたが結構大変な内容になるみたいです。ただ、これって管理者が内容を見れないことに果たして意味があるんだろうかと思います。方向性が違う気がします。
 
【9月12日 ようやく一段落】
8月末にリーダー研修、9月頭に実践者研修が終了し、ようやく一息つけました。その間に・・・29年度のフィリピン人介護福祉士候補生の選定2名が完了。22歳と23歳のお嬢様の獲得に成功しました。ついでに介護福祉士になったミッシェルさんの結婚式が決定。12月10日にフィリピン挙式の予定なんですけど、果たして何を着てゆけばよいのか?どうも現地は白い服を着るのが一般的らしいのですけど困った。
本日は夜間防災訓練です。私たちの施設は本当に夜間に訓練します。職員・ご利用者の皆様、お疲れ様でした。
 
【8月15日 忙しい日々】
 ハワイアン祭り → ケアハウス分科会報告(発表) → 認知症研修 → 市議会議員視察説明会 → 夏祭り →  認知症研修 → 夏の子供教室 → 辰巳町会盆踊り と、まあよくこれだけスケジュールが埋まったものです。ケアハウス分科会は本来、彩風苑施設長が担当なのですが、フィリピンに面接に行ってもらいましたし、地域包括ケアの話でもありますので私が発表担当しました。地区の夏祭りは2日間に渡り約2時間ほど踊りまくるもの。いわゆるサクラです。右ひざが痛くて限界でした。それでもちっとも痩せません。
ところで本日久しぶりにソフトの部屋のソフト使用の挨拶が来ました。無断使用が多いのはわかっていますがありがたい限りです。
 
【7月30日 第33回萬緑苑・彩風苑祭り】
 琢心会の熱い夏第2弾!33回目の夏祭りです。このお祭りは開設の2年目からはじまり、一度だけ中断はあったものの地元の方々と職員の熱意で今日まで続いてきた伝統行事。いまでは辰巳の夏の最初の行事として完全に根付いていまして、お祭りが始まる頃になると、辰巳の中心部から施設まで延々と人の列ができるようになりました。おかげさまで今年もよいお祭りになりました。皆様ありがとうございます。
 
【7月23日 彩風苑のハワイアン祭り】
 ハワイアン祭りの手伝いをしました。私の役目は裏方・・・ひたすらバーベキュー係です。あついのでビールをグビリ・・・仕事ではありませんので、もちろんお金を払います。本日はデイサービスのUさんと栄養士のMさんがダンサーデビューするということで写真をパチリ。いやいやなかなかのもんでしょ。以前からウクレレをやっていたのですけどフラも頑張るなんてすごいです。
このお祭りはもともとは萬緑苑の夏祭りに対する形で、ケアハウス専用のお祭りとして始まりました。今は夏のイベントの始まりになってますが、気分はビアガーデン・・・常磐ハワイアンセンターかしら?ボランティアの人数が増えてものすごく盛大になっています。翌週は夏祭り、そして夏の子供教室、辰巳(町会)の夏祭り、そうめん流し、ナーシング・ヴィラの夏祭りと続きます。職員は大変です。
 
【7月19日 ある日のSUKUSUKU】
 平成21年にケアハウス内につくった子育て支援事業所施設のSUKUSUKUの一コマ。畳の部屋の中で近隣の親子やときとしてケアハウスの住人が集います。運営は地元の住民の方々。100%ボランティアですけど、こういった活動こそ地域包括ケアというものだろうと思います。今年の夏もデイサービスの庭でビニールプールをで水遊び。子供たちが遊ぶ姿でデイサービスのお年寄りも元気になります。
 
【7月3日 一歩一歩の会】
 今年から一歩一歩の会のPTさんに月2回の指導をしてもらうようになりました。それまでは機能訓練指導員は看護師を割り当てていたのですが、どうしても片手間気味になってしまいます。
また、系列の病院や老人保健施設からの派遣もありえますが、なかなか忙しく特養の方まで手が回らず、ずっとあきらめていました。いろいろな縁がありましてご紹介を受け非常勤ながら本格的なリハビリ指導を受けるようになりました。結果はかなりプラス。看護・介護職員が加わり以前にもまして積極的なリハビリ活動を行うようになりました。やっぱり専門家の視点は違うなあ・・・と思う次第。
 
【7月1日 フィリピン人用のページつくりました。】
 今月中に彩風苑施設長がフィリピンに行き、現地説明会に参加します。そのためのページを新たに作りました。今年の求人は、来日可能者300人に対し、500人以上の求人が殺到しているそうです。近隣の施設でも職員不足で定員通り入れられないとか、定員の8割ぐらいしか入っていないとかということを聞きます。職員不足とともに、施設の急増、介護度3以上の方しか受け入れてはいけないルールなどが関係しているようです。
→ 介護福祉士候補生のページ
 
【6月20日 木陰のマダムたち】
 スマホでぱちり・・・便利になったものです。被写体はケアハウスの仲良し二人組です。本日から教員実習のⅠさんを受けています。高校の数学教師を目指いているとか。私はある意味数学オタク的なところがあり、得意ではないのですが好きなのです。施設見学の合間に、この写真を撮りました。いい雰囲気でしょう?教員の実習はこれから毎週秋口まであると思います。社会福祉法人の姿を正しく伝えるためには大事なこと。いわゆる福祉教育の足場固めですね。最近は地域包括ケア・社会福祉法人の地域貢献が叫ばれるようになっていますが、その点は琢心会はかなり進んでいます。これはすでに自慢できるレベルだと思うのですが、残念ながらほとんど知られてないのですね。頑張らなくては・・・。
 
【6月19日 ピアノ発表会】
  本日はデイサービスたつみの森において高橋先生(職員)の教え子たちのピアノ教室の発表会が開催されました。高橋先生(職員)は 自宅でピアノ教室を開催する一方で、萬緑苑でパート介護職員をしています。二足の草鞋を履くといえばその通りなのですが、介護においても一切手抜きがなく介護福祉士試験にも一発合格するほどの努力家です。その先生の可愛い教え子の皆さんが日ごろの成果を発表してくださいました。デイサービスの会場はこんなことにも使えます。利用者の皆さんも楽しそうでした。教え子さん、可愛かったですね。
 
【12月15日 奇跡の写真】  なかなか更新ができず、申し訳ありません。その間にいろいろありました。
デイは好調に転じ、順調。ホームは堅調ながら入院が多く、定員がなかなか埋まらずやや苦戦。エレベーターとエアコンを相次いでリニューアルしたための負担が重い!
私は11月から12月にかけてミニ講演が続きました。母校の中学でようこそ先輩!の認知症についての講演。また、辰巳公民館では感染症についての講演。福祉祭りで焼きそばも焼きましたし、認知症の松戸研修もお手伝い。事務員の入院もあって大変でした。写真は養老渓谷の紅葉の写真。記事の内容とは全く関係ありませんが、きれいな写真が撮れたのでどうぞ!
 
【8月3日 ミッシェルさん来日決定!】
  忙しくてしばらく休んでしまいました。現在、毎週教育実習生を受け、さらにフィリピン人介護福祉士候補生の2名を毎日1.5時間ずつレッスン。デイの相談員の異動があり、ホーム内の相談員の異動もあるときたもんだ。さらに今年は認知症介護実践研修をほぼ毎月やる計画・・・制度の変更もあり全く自由がきかない。請求の仕事も二人分こなしていますから。そんな人手不足の中、ミッシェルさんの来日が8月18日に決定。予定より2ヶ月も遅れてしまいましたが、決まって良かった。エレーンさん、ケーシーさんも待っています。
 
【5月22日 決算理事会】
 昨年の決算ができ、間もなくUPします。萬緑苑は稼働率が96%であり、積み立ても可能でしたが残念ながらデイサービスは400万円以上の赤字でした。リニューアル以来、順調に伸びていた利用者が減少に転じたことが大きく、本年度はテコ入れが必要な状況ですが、報酬も下がっていますし厳しいかもしれません。もっとも赤字は減価償却費の部分が大きいので、資金収支的にはまだ黒字にあります。
ただ、平成27年は大きな修繕がまたありますので、昨年の黒字部分がすべて飛んでしまうだけでなく、人件費の大幅なUPが経営を圧迫すると思われます。この世界、思ったより経営は楽ではないのです。はたして国は判っているのでしょうか?
 
 
【4月19日 講演しました!】
 市原市保健福祉センターにおいて 辰巳地区における福祉ネットワークづくり に関する講演を行いました。原稿は書いていましたが、会場に一般の方が多く見えていましたので、福祉施設として行ったことというより、地域の方々が行った活動について主体的に話を切り替えました。本音を言うと演台が小さすぎて原稿が広げられなかったのでフリートークに切り替えたのです。
辰巳のネットワークは私どものOBの深谷みどり氏(現市原市社会福祉協議会会長)と前理事長などが主体となって仕掛け、萬緑苑に本部機能を置いてスタートしましたが、現在は完全に地域に住民の活動になっています。福祉施設が拠点を提供し、住民が活動し、その輪の中に福祉施設が再び入るという関係は、辰巳ならではのもの。大事なことは互助であり、一方的なものではなく、しかもその輪の中に様々な団体が共生しています。社会福祉協議会と社会福祉法人琢心会という2つの社会福祉法人が関与しているのも珍しいと思いますが、お互いの法人が協力し合って住民活動を支えて鋳るとお考え頂ければ良いと思います。
複数の福祉団体が協力し合う地域包括ケアの究極な姿として、私たちはこのネットワークを誇りに感じています。現在の拠点はケアハウス辰巳彩風苑(たつみふれあいセンター)ですけど、住民の活動はなおも活発です。
 
【3月26日 ミッシェルさんが介護福祉士に合格しました!】
 昨年の11月にフィリピンから短期ビザで受け入れをして、介護福祉士試験突破を目指いていたミッシェルさんがついに介護福祉士試験を突破しました!今回は多分大丈夫だと思っていたのですが、それでも発表を見るまではドキドキでした。(ミッシェルさんは受験の翌々日にはビザが切れるので帰国していたのです。)
これで笑顔で迎えられます。とはいえ・・・再入国まで3か月もかかるの???なんで?・・・という感じ。それでもスカイプで勉強を教えたり、再来日後は毎日2時間は教えていましたから、自分のことのように嬉しいですね。日本語Cクラス(つまり全く日本語を知らないレベル)からの挑戦でしたから、この努力は長かったです。今いるエレーンさんとケーシーさん二も後に続いてほしいですね。
 
【3月2日 第30回福祉祭り無事終了】
介護保険の改正(改悪!)の発表が終わり、隣接するケアハウス辰巳彩風苑で福祉祭りが開催されました。今年は30回目であり気合が入っていたのですが、2月の末に感染性胃腸炎騒動が萬緑苑であり、その影響で準備が遅れ大変でした。
もともとは萬緑苑を会場として行っていたお祭りでしたが、この時期はインフルエンザや感染性胃腸炎などの流行期でもあり、不特定多数の方が出入りするのは危険と考え、数年前から会場を彩風苑にうつしています。もっとも、2つの施設の共同のお祭りであることは変わらず、準備は大わらわでした。
心配された天候もお昼までは持ちました。事前のビラ配りが奏功し、今年の人出は過去最大級。名物のお楽しみ抽選券は約2500枚も売れました。
これは1枚200円の抽選権を購入して行う福引で、商品はスポンサー個人・企業などから集めて行います。今年の目玉商品のいくつか・・・スチームオーブンレンジ・32型テレビ・レイコップ(2台)・任天堂3DS・自転車(2台)・ホームベーカリー・ブランドもののバッグ(多数)・商品券5000円(6本)・電子ポット・お米(多数)・デジカメ(2台)などなど・・・大当たり券は241本で空くじなし(はずれてもBOXティッシュ、ポケットティッシュじゃありませんよ!)
 
【2月28日 感染症対策終了】 
2月21日に入居者のひとりが食堂で嘔吐!同じ症状の方が2人現れ、感染性胃腸炎の疑いが濃く、対策を開始しました。体調が極端に悪化する方はいませんでしたが、感染力が強く、処理した職員が感染してしまいました。面会謝絶期間を10日間ほど行い、消毒薬を変更して対応した結果、2月末には施設内の安全を確認し、3月2日からは面会制限を解除することにしました。
福祉祭りに間に合わなかったのは残念ですけどやむをえません。ごめんなさい。
 
【1月13日 緊急受入】
緊急ショートの受入枠はだいたい2床ぐらいは持つようにしています。それは私どものグループが地域包括と病院を持っているからにほかなりません。ただ、それはまた運営的・経営的な苦労をしょい込むことになります。緊急的な受け入れ者は必ず何らかの事情をお持ちです。
1.家族の問題 2.金銭の問題 3.病気・感染症の問題 4.本人の意思の問題
基本的には付き合いのあるケアマネージャーさんを困らせないように配慮が第一ですが、苦労も知って頂きたいとも思います。
最近のケースは、1から4まで全部関係しましたが、なんとかクリアして行けそうな気がします。一番の問題は4だと思うのですけど・・・。困難なケースほど知恵とネットワーク力、介護力が必要ですね。
 
【1月11日 共同通信社から電話取材を受けました!】
共同通信社から取材を受けました。介護保険の改正に関しての率直な意見と言うことでしゃべりましたが、2時間は話したかしら。言いたい放題です。
国がお金がないのは判っているので、きちんと説明してみんなに謝れば良いのに、あ~だこ~だもっともな言い訳をして、社会福祉法人だけに負担を負わすという姿勢がおかしいと思うのです。
まるで社会福祉法人が悪いことをしているような根も葉もないうわさを根拠として流す・・・この姿勢がおかしい。痛みはみんなで分かち合うのが原則なのではないでしょうか?こういう話になると、医療関係は強い。
また、無軌道にサービスを民間開放した責任はだれがとるのか?
まったくおかしい。マスコミさん、今回ばかりは作られた嘘に気づいてほしい。
 
【1月5日 インフルエンザA対策】
12月23日に始まったインフルエンザA対策ですが、なんとか1月5日で感染者をなくすことができました。

経緯)
12月22日に最初の発症者があらわれました。翌日から面会制限に入っています。最初の罹患者を中心に、31日まで13名の入居者罹患者(疑感染者)が判明。投薬隔離・予防投与・消毒等をしていますが、介護・看護職員の2次感染者も多く出てしまいました。(全員予防接種完了済 県と保健所にも届出を行いました。)
1月1日になり、新規感染者は現れなくなり、4日現在で施設内罹患者もいなくなりました。その間は体調を崩された方も多く、新規ショート受入れの制限・面会中止など、大変ご迷惑をかけました。深くお詫び申し上げます。対策としては施設内の共有部使用を10日以上中止しています。感染者隔離のために静養室(3か所)・ショート個室・トイレ付個室などを使用。昨年度、感染症発生時に備えて静養室に使える個室スペースを整備していたことやナノEシステムを全部屋に設置していたことが皮肉にも役立つことになりました。

面会制限・ショート利用について
現在は面会禁止措置は解除していますが、原則としてロビーにおいて短時間の面会とさせて頂いております。また、原則として4月まで食品の持ち込みは禁止とさせて頂きます。(係りの者にお尋ねください。)
ご家族内に7日以内に発熱・下痢・嘔吐などの症状があった方についても、御来苑はお控えください。
ショートステイは元の利用上京に戻して行きます。(インフルエンザ予防接種を澄ませておいて下さい。)
 
【12月19日 認知症実践者研修が大変なことになりそう!】
12月の実践者研修が終了しました。年の瀬が迫った時期の開催で、毎年この時期は応募が少ないのに、定員いっぱいの応募。それもデイサービス職員がやたら多い。
何が起こったのかと思ったら、どうやら来年は認知症の加算がデイにも付きそうで、それもこの実践者研修受講が条件の一つにあげられているのです。すでに2月の受講の枠もいっぱいで、定員超過しているみたいです。千葉県の枠は年間目いっぱい入れても500人がせいぜい。デイサービス事業所は2000か所ぐらいありますのでこれはどうみても受入は無理な話。この世の中、本音と建前があり無理なものは無理と言いたい。
来年、あえてデイ協の研修を1回無理やり入れたとしても、80人を受けるのがせいぜいです。千葉県の高齢者福祉施設協会の会員施設だけでも230施設もあるのです。さて、どうしようかな・・・。
 
【12月15日 奮闘中】
キャサリン・ケイシ-さんとマココ・エレーンさん、それにミッシェルさんの研修を担当しています。
ミッシェルさんは彩風苑施設長と交代で毎日2時間。ケイシ-さんとエレーンさんは私がほぼ専任で2時間やっています。つまり、1日2~4時間というハードワーク。
ケイシ-さんとエレーンさんのために日本語検定のN4~N3の資料を購入してみました。ケイシ-さんはN3のレベルはすでに完全にクリアしており、エレーンさんも水準に達していると思います。これはミッシェルさんを受けたときとは全く状況が異なります。ケイシ-さんは基礎的な過去問題は読み解けるレベルにあり、N2の勉強を開始してよいでしょう。(教え方はよく判らないのですけど。)エレーンさんも文章を読ませると大変上手です。あとは理解のスピードの問題でしょう。二人のレベルが若干違うため、個別にレッスンすることにしました。手間はかかりますがこの方が良いと思います。それでもかなりのハイレベルの状況です。順調に伸びてくれればと思います。ミッシェルさんは良き相談相手です。彼女の合格に向けてラストスパートをしたいと思います。
 
【12月11日 いろいろありまして・・・】
忙しさにかまけて更新を怠っていました。(反省)
11月12日 ミッシェルさん再来日。毎日、2時間の勉強が始まりました!
11月17日 認知症リーダー研修終了式
11月19日 デイサービスセンター協会研修会を開催。
11月25~26日 香川県の研究総会に行ってきました。
11月27日 認知症サポーター養成講座 千葉興銀辰巳台支店開催を見学。
とまあ、結構忙しい。
12月8日には新たなフィリピン人介護福祉士候補生のキャサリン・ケイシ-さんとマココ・エレーンさんの受け入れを果たしました。従いましてこれから3人を教えてゆかなければならないのです。
 
【10月31日 認知症サポーター養成講師 メイト交流会】
 
市民会館において市原市内の認知症サポーター養成講座講師によるはじめての交流会が開催されました。現在の市内の認知症サポーター養成講座は、地域包括支援センターと認知症ケア専門士の会中心に展開されています。この認知症ケア専門士の方々はまったく頭の下がる面々が多く、私も千葉県の認知症介護実践者研修に10年も携わっているので、自然にメンバーの方々と知り合う事になりました。
そもそも認知症ケア専門士って何?・・・てところからなんですけど、私のイメージは医療業界の老年学会の流れから生まれたもの。したがいまして介護の業界とは流れを異にしているはずなのです。
たしか、私どもの法人にも2名の会員がいるはず。どこで調べたんでしょうね。
一方でケア専門士会の方々は熱い思いの人が多く、こちらは体育会系なのか考える前に体が動き出す人ばかりです。
今回もメイト(講師)の交流会の定期開催などの話がいきなり持ち上がりましたが、おいおい、予算はどうするんだい?!・・・と思うのが本音。最近は国も予算がないので何かとNPOだのボランティアと言うのですが、そもそもNPOだってきちんと利益採算は考えますよ。ボランティアには限界があります。
こちら側がタダで事務局を引き受けると言えば、市町村は喜んで乗ってくるでしょう。(乗ってきました。)しかし、それは自らの安売りで、趣味で行わない限り長続きしません。
何かお金を生む方法を考えないと、お金も体も出すことになります。しかし・・・熱い人たちです。
 
【10月10日 認知症実践者研修終わる】
 8月からほぼ毎月実践者研修があり、9月以降はこれにリーダー研修が加わり目が回ります。
研修の合間に、ソフトの開発やら、フィリピン人介護福祉士候補者へ2時間のレッスンもしています。そういえば先週は認知症のウォークラリーに初参加しています。
ところで新しいフィリピン人介護福祉士候補生は現在横浜で語学研修中ですけど、その能力に驚きました。現段階で日本語検定N3~4くらいの能力があるのです。看護師資格も持っているので医学介護の知識もあります。
日本はやがて人材不足に陥るのは必定。その時に泣かないためと思い5年前から取り組んでいますが、なかなかものになりません。しかし、絶対成功させないと将来が危ないと思っています。頑張らなくては。
 
【10月1日 かさねにて】
 更新が久々になってしまいました。何もなかったわけではありません。ありすぎたのです。敬老会はもちろん、認知症の研修が2週間近く入ってしまい、身動きが取れませんでした。それにほぼ毎日外国人介護福祉士候補生に2時間教えていますので・・・。昨日は国債介護福祉機器展に行ってます。これらの報告は後日。
さて、本日は千葉県に初めてできた認知症カフェ「かさね」にて行われた施設相談員の会に行ってきました。
福祉施設の職員は意外にほかの施設のことを知りません。たまに顔を合わせると施設の愚痴や経営者の悪口ばかり・・・かもしれない。
ライバルであることは良いのですが、これからはネットワークを形成して、地域を守る存在にならなくてはと思います。例えば老人保健施設と病院と特養、ケアハウスなどがグループ化するだけで強みを発揮するはずなのです。
ところで入所の申込み書式の統一は、住民のためには必要だと思います。少なくともフェイスシートだけは使いやすいものに統一したいと思うのです。現在は書式を集めて検討中ですが、それに先駆けて試作品を公開しています。あくまでも試作段階。バグがあると思いますし使いづらいかもしれません。もともと、病院と施設で入院した方のやりとりをすることからつくった情報提供シートを変形させて、待機者情報管理シートにしたのがはじまりです。一時は待機者が700人を超えて収拾がつかなくなりましたが、現在は管理が可能になっています。施設関係者の方は必要であれば使い方をレクチャーしますよ。
 
【8月28日 菜の花研修終了】
21日、26日、28日と3日間に渡って行われた研修は無事終了。私は2コマ担当しましたが、残り4コマの研修も職員は無事こなしています。職員のレベルは確実に向上していると思います。
こういった研修を作るのは大変な作業で、業務の合間に規格を考えるのも大変。実際には自宅に持ち帰ってレジメ作りはしていましたし、資料もいくつか自費で購入しました。おそらく職員も同じ努力をしている気がします。
こういった人に見られる、人に魅せるといった発表技術は経験と苦労がないと身につかないと思います。
 
【8月19日 菜の花研修はじまる】
菜の花研修は、地域の老人クラブ会員を対象に行う介護の研修です。一般人が対象なのでたいしたことがない…と思いきや、これが本格的な研修で、果たして老人クラブ会員相手に専門の講義をしてついて行けるかと心配になりましたが、みなさん予想以上に熱心でした。
私の担当は「介護概論」正直言って、これは一番眠くなるような内容ですけど、なんとか分かりやすくをモットーに内容を作りました。だいぶ脱線させましたけど・・・。寮母主任と副主任がはじめに「介護技術」について講演。思った以上に聞きやすく好評ですね。私の講義も15分ぐらい時間オーバーしてしまいましたが無事終了。26日の担当は「コミュニケーション技術」です。
 
【8月5日 認知症実践研修】
 8月から認知症研修のお手伝いがが嵐のごとく続きます。8月、9月、10月・・・それにリーダー研修と言う上級研修も続きますので休む間もない感じです。とくに9月、10月はハードスケジュールになります。
お祭り続きで疲れている体には骨休めになりますけど、仕事は溜まりますね・・・。
 
【7月27日 福島からの逆慰問】
 夏祭りの夢冷めやらぬ翌日・・・福島県から懐かしい面々が・・・。3年前の震災のあと、私たちの施設に避難してきた方々が、ハワイアンバンド「ローガンズ」と辰巳のキッズベリーダンスチームを引き連れて慰問に来てくださいました。なんでも辰巳のキッズベリーの皆さんが仮設住宅の慰問に行ったのが縁だとか。
たつみの森の特設会場・・・屋外で暑かったと思います・・・でハワイアンバンドの生演奏とキッズベリーダンスショー。いやあ、素晴らしい。実は夏祭りの後片付けと重なってしまい、ろくなお礼もできませんでした。
改めてお礼申し上げます。
 
【7月26日 第31回萬緑苑・彩風苑夏祭り】
 私どもの夏祭りははっきり言ってとても派手です。右の写真はまだお祭りの踊りが始まる前の明るいうち。それでもこの人だかりです。それほど広くない敷地なのですけど、そこに所狭しとお店が並び、200人以上のボランティアが集まります。夜店に盆踊りにスイカ割り・・・たこ焼きイカ焼き・じゃがバタ・焼きそば・冷やしタヌキ・焼き鳥・焼きトウモロコシ・フランクフルト・チョリソー・ポップコーン・さつま揚げ・アイスクリーム・アイスキャンディー・おもちゃ・金魚すくい・水ヨーヨー釣り・生ビール・ラムネ・ジュース・クッキー・さつま揚げ・綿あめなどなど・・・あらゆるお店がそろっています。このお祭りは施設のお祭りではなく、完全に地域のお祭りになりました。
 
【7月13日 福祉のお仕事】
 今日は幕張で求人の説系を行う福祉のお仕事に参加。ここのところ県内の学生は激減していて、このイベントで採用した学生はここ数年以内状況です。今年は会場の入り口・出口が決まっていて、出口付近の私どもの施設は非常に不利です。案の定、開始から30分間は面談0でした。しかし、その後徐々に学生さんが来るようになり終わってみると12人ほどの方と面談ができました。ただ、やはり出口付近は不利です。入り口近くの施設さんの話では3倍ぐらいの訪問があったとか。それでも当施設に来てくださった方々・・・ありがとうございます!
 
【7月10日 ふたたびサポーター養成講座】
 市原市からの要請でまたまた開催。今日は介護支援専門員の集まりと言うことでいささか難敵です。無事に終えたとか・・・。さらに8月の要請も来ました。8月は菜の花研修もやるので大賑わいです。これで収入になればうれしいんですけど・・・とは施設運営者のボヤキ。
 
【6月16日 スカイプ通信教育】
 ミッシェルさんが日本を去ってはや2週間。しかしまだ彼女は夢をあきらめていませんでした。本人もあと1度チャレンジしたいという意向なので、私どももそれに応えようということになりました。そこで日本とフィリピンを結びパソコンで勉強会を始めました。そのため施設の通信回線を光回線に交換までしています。
ひさびさに読む介護福祉士の教本はかなり新鮮?!
通信状態が今一つで、時々切れてしまいます。それでも1日2時間のカリキュラムをこれから週5日こなします。これはまた私にとっても過酷ですけど、このまま終わったら彼女がかわいそう。とにかく頑張ります。
 
【6月15日 たつみの森ピアノコンサート】
 今年初めての催しとして・・・萬緑苑のT職員さんの教え子さんたちのコンサートをたつみの森で開催しました。T職員はピアノの先生と介護職員という2足のわらじを履いている方。パート職員ですけど、仕事に対しては真摯で介護福祉士も取得されています。
発表される生徒さんは十数人ですけど、その倍近い親御さんもたつみの森に集合して我が子の姿を必死に撮影されていました。また来年もやりたいですね。
 
【6月1日 彩風苑演芸会】
 本日はケアハウス辰巳彩風苑の演芸会です。私はいつものように午後から司会のお仕事。実はケアハウス職員総出で演芸会に出演するために、その着替えの間の時間稼ぎをするのが役目です。
しかし、毎年見ていますがどうですこの勇姿。嫁入り前の娘さんも含めてまあ見事な化けっぷりです。素人演芸ですが演技者は楽しくてやめられない・・・重度の中毒症状に陥っているとか。ちなみに中央の青い化け物が彩風苑施設長です。
くわばらくわばら・・・。
 
【5月28日 認知症サポーター養成講座 ちはら台】
 認知症サポーター養成講座開催の依頼を受けて、ちはら台に出前講座。N主任・M副主任がメインであり、N主任は公開講座の講師は初のデビューとあってどきどき。とても評判がよろしかったそうなのですが、肝心な私はお別れの日以来血圧が上がってしまいダウン。残念。 
 
【5月25日 心から泣きました!】
 今日は感謝の日。30年勤め定年を迎えたS職員と、4年半にわたり日本で介護福祉士試験に挑戦したミッシェルさんとのお別れ会。
Sさんは私を陰でずっと支えてくれた存在。私に代わって怒り役を引き受けて下さった存在。彼女の歴史はまた、萬緑苑の歩みでもある。
ミッシェルさんは昨年は試験にわずか1点届かなかった。満を持して臨んだ今年・・・試験の内容が大幅に変わってしまった。結果、やはり数点の差で不合格。とても優秀な子で彼女の落胆は計り知れない。今年、再度フィリピンから学生を受け入れる予定だが、一からやり直すのはとても嫌だし、二度とこの悲しみは味わいたくない。それでも彼女はまだ日本が好きだと言ってくれた。
感謝の会ということで、パーティー、プレゼントのセレモニーに続き、最期はサプライズで職員全員で大合唱。笑ってお別れしようと思ったけどやっぱり無理で、声が嗚咽で出ませんでした。
私は庇護者と娘をいっぺんに失ってしまった気分です。涙が止まりません。

※日本の厚生労働省・外務省・経済産業省のみなさん。この制度はいけません。こんな良い子を失うことは日本の損失です。新しい研修入国制度をお考えのようですが、使い捨てのような労働力依存では日本が滅びますよ。
 
【5月21日 アリオにて】
 
今日は遠足の予定日。残念ながら雨もよう。やむなく大型ショッピングセンターのアリオでショッピングになりました。当日は休日だったフィリピン人介護福祉士候補者のミッシェルさんの飛び入り参加もあって和気藹々でした。
しかし・・・悲しいお別れも刻一刻と近づいてきています。(以下、5月25日へ・・・)
 
【5月21日 研修ラッシュ!】
 本日から認知症介護実践者研修です。研修の手伝いは今年で10年目。思えば長くなりました。
ところで、3月に認知症メイト研修を受講した結果、市からサポーター養成講座の開催依頼が舞い込むようになりました。5月28日にはちはら台で、7月10日には国分寺台でサポーター講座を行います。
さらに県からもなにやら別の研修開催依頼が舞い込みました。数年前に市原市から担当要請があり、そのままになっていた5日間連続の本格研修です。これは手ごわいぞ。恐る恐る県に電話をすると、聞いたことのある担当者の声・・・これは断りづらくなってしまいました。
 
【5月6日 苑内消毒】
 萬緑苑では年1回、大規模な清掃と消毒を行います。ご利用者を移動させながら、各部屋の燻蒸、ベッドマットレスの熱風乾燥消毒、駆除剤の散布、リネン交換を1日かけて行います。
この行事は昔でいう虫干しのようなもので、疥癬などの感染症防止にも役立ちます。施設の周りには自然が豊かなので、小さな虫があちこちから侵入してきています。ときには蛇やら大ムカデも入ってきていますのでこの作業は欠かせません。燻蒸作業中に屋外の清掃・・・除草・草刈り作業も実施します。
施設の前の土手から駐車場、邪魔な枝切りも行います。施設の土地ではなくても放置しておくと苦情が施設に来るので、必要に応じて奉仕労働で刈り込みます。この時期に刈っておくと、夏場の草刈りが少し楽になりますし、放置状態にしておくとゴミが捨てられるので大事な作業。デイサービス前には芝が植えられていますので、その除草作業も重要です。早朝から始まり、作業が終わるのは夕方。今年は涼しかったので作業がしやすかったのですが、体重は〇〇Kg減りました。
 
【4月23日 フキ狩り・たけのこ掘り】
 本日は栄養士さんが理事長・彩風苑職員とともに恒例のフキ狩りに行って参りました。このフキ狩り、毎年の行事になっており、収穫物がメニューを飾ります。写真で見ての通り、一面の野生?のフキ。採っても採っても採りきれない量です。
この時期、私どもの施設ではたけのこも採り放題。食材費も助かって一石二鳥です。私(施設長)はたけのこ掘りの担当で、自称、たけのことり名人です。目だけでなく足の感覚でたけのこを探し当てます。今年もたくさん掘っています。もちろん、おいしくいただいておりますよ。
 
【4月20日 市原市認知症連絡協議会一周年総会】
 
五井会館において市原市認知症連絡協議会の総会がありました。私は昨年同様に議長ですが、特別なことをしたわけではありません。地味ですけどみんなまじめに取り組んでいます。この気運がもっと盛り上がってゆけば良いなと願いますね。
 
【4月12日 のどピココンサート】
 今年もまた高牧康とアンサンブル・ベルがやって来た。このコンサートはちょっとした縁で私たちの施設を訪問して下さるようになりました。コーラスの嚥下体操と思っていただければ良いと思います。読売新聞の記者も来苑され、夕刊の「しあわせ小箱-声が君を変える*1」に記事掲載されました。
格調高くのどピコと称しましたが、のどぴことはのど〇ンコのことです。「声帯にしわを作らないようにしましょう。しわは顔だけで十分ですよ。」というコミカルなおしゃべりと、男女混声の見事なハーモニー。
男性は濃紺の裏地色違いの背広、女性は白の超ミニドレスとまあ衣装にも凝っております。もちろん、実力は折り紙つき。嚥下体操はこうやると面白いという見本ですね。
 
【3月31日 お花見】
 朝・・・天気は快晴、しかし大風。苑庭の桜は満開になっていますがこれは外に出るのは無理だと思いました。ところが、午後になるといつの間にか風が弱くなっていました。それに気づいた寮母長がはじめは一人でせっせと入居者を外に連れて行っておりました。もったいないと大号令を職員にかけました。看護師さんや寮母さん、事務員、たまたま来ていたご家族も加わって20人ぐらい外に連れ出しました。午後3時すぎのお花見です。
いやあ、半年ぶりの外気だ・・・しかもあったかい。桜は満開ということで記念写真もパチリ。外の空気はやっぱりおいしい。太陽も眩しい。またやりたいです。
 
【3月12日 認知症サポーター養成講座・メイト研修】
 認知症サポーター養成講座を企画開催する講師になるための研修が、このメイト研修で、市原市内で開催されると聞き、私を含め職員6人が応募・参加しました。
この研修を受けると、年間3~10回の研修開催要請が生じますので結構大変。
ただ、私としては地域貢献事業として、施設のPRのため、さらには職員を育てるためにこの事業に参加すべきだとの思いがありました。研修を企画して人前でしゃべるというのは結構鍛錬が必要でして、私個人が行うのはそんなに抵抗はないものの、それでも周到な準備が必要でして、初めての職員は非常にプレッシャーになると思います。
逆に職員が忘れた頃に、企画を立てさせて実演させてみるのもよろしいと思います。年10回は厳しいから、今年は3~4回出来ればと思います。
それにしても熱心な人がたくさん応募していました。1日の受講で企画開催する・・・というのは現場で専門教育を受けていないとちょっと厳しいかな・・・とも感じました。
 
【3月7日 認知症介護実践者研修】
 平成25年度の認知症介護実践者研修がようやく終わりました。この研修・・・講師の方々がとても熱く語るので、つい私も引き込まれてしまっています。
この時期の研修は感染症が流行りやすいのでとても気を使います。
かつては早退はもちろん、遅刻でも修了と認められなかった時期もありましたので、真っ赤な顔をしながら咳き込んでいても帰りたがらない受講生がいて困ったこともあります。
そのため最近は少し柔軟な対応をするようになりまして、明らかに体調が悪い場合などは現場の判断で帰宅してもらい、その後に県と相談して優先的な再受講や補講による修了も認めるように配慮しています。
 
【3月5日 福島へ】
 本日は郡山の地において東日本大震災後3年の記念行事で、震災のおりに貢献した施設・団体等に対して感謝状を贈るセレモニーが行われました。
千葉県からは辰巳萬緑苑・かずさ園さんなど4施設に感謝状が贈られました。間もなく東日本大震災から3年になろうとします・・・と、いうより、まだ3年経っていなかったんだ・・・と、改めて思い出しました。人のうわさも75日・・・と言います。悪夢は出来るだけ早く忘れなければいけないのですが、まだ生活再建のめどが立たず困っている方々がたくさんいるという事実も忘れてはいけません。頑張ろう福島!頑張ろう東北!
 
【3月2日 萬緑苑・彩風苑福祉祭り】
 当法人の2大イベントの一つ、第29回萬緑苑・彩風苑福祉祭りが無事終了しました。それはもう準備が忙しくて目が回る日々でした。今年は両施設の栄養士さんが新人ながら八面六臂の大活躍。2月は大雪続きで準備も大幅に遅れて・・・さらに本日の天候は期待もむなしく寒い寒い氷雨です。
当然のことながら客足はほぼ期待できないと思いきや、地元の方はありがたい。フリーマーケットの出店こそありませんでしたが、多くの露店は予定通り雨天でも敢行!しかも、ほぼ目標通り完売という結果です。いやあ、この天気では最高の結果です。
(それにしても今日は食べまくりました。本来ならホスト役に徹するのですが、本日は食べることもボランティアだ!・・・と宣言して・・・お見苦しい姿も見せたことと思います。)

福祉祭り名物の「お楽しみ券」も近年以上に盛り上がりました。なにせ大型テレビが2本、デジカメ2本、スチームオーブンレンジや炊飯器、自転車は3台もあるし、銘酒から金券、電子ポットなどもごちゃごちゃあります。 この抽選会、盛り上げるために施設役員や関連業者が身銭を切って協賛しています。そこに会場参加者だけにしか当たらないというさつま揚げやみかんの箱詰めなどの生ものの特別出品もありました。中には高額商品を複数引き当てた猛者もいます。
かくして楽しくも大騒ぎの1日が終わりました。寒い中、ボランティアの皆さまご本当にありがとうございます。
屋外の寒い雨の中で頑張った職員もお疲れ様でした。とくに栄養士さんをはじめとする厨房の職員さん、上手くいって良かった、おめでとう!そしてありがとう!
 
【3月1日 看取り介護の発表】
 久々に高齢者福祉施設協会の研修において事例発表を行うことになりました。私どもは病院があるので実は看取りは昔から普通にやっていて、特別なものだという意識はありません。その代り他の施設ではないような苦労も多く、今回は末期ガンの方をショートで受け入れてから看取るまでを発表させていただきました。
実はこのケースは、受け入れたときから非常に困難が予測され、資料をしっかり残しておく必要があったのですが、亡くなってから1年以上が経過していたため、古い資料をあちこちから探し出し、発表用につなぎ合わせたもの。本当は私も発表を見たかったのですが、お祭りの前日で準備が忙しい、と言うこともあり断念しました。
E看護師が資料を集め、私がPP作成をして、A職員が主に原稿を書き、T職員がパソコン操作しています。果たして発表の出来はどうだったのか・・・ばっちり?
 
【2月19日 デイサービスの研修】
 本日は千葉県デイサービスセンター協会の研修日。神奈川県から尾渡様をお迎えしての、認知症の方でもできると評判のレクリェーション講座をご講義頂きました。
大雪も心配された天候が一転し晴天となり、定員100人の会場が満席となりました。
さすがに評判の講義力。カリスマの高さからぐいぐい人をひきつけます。
約5時間の講義でしたが、みな満足の顔また顔。開催して良かったと思います。
 
【2月18日 Aさんの引っ越し】
 ケアハウスに16年暮らしたAさんが、関東のご家族の住む県に引っ越しました。目を悪くされてからケアハウスの生活が難しくなり、萬緑苑に来てから1年近く経過していましたが、他県に住む娘さんの希望で自宅に近くの有料老人ホームに引っ越すことになりました。特養から他県への移動は非常に珍しく、私もこの仕事についてからいく例も経験がありません。
今回はご家族の強い希望と意思があったから実現したこと。なかなかできるわけではありません。
Aさんはかなりの高齢ながら、目だった認知症障害がほとんどなく意識も清明です。ただ、視力がかなり失われたため、生活面にはかなりの介助が必要であり、不安感を取り除くため心のケア+寄り添いのケアが必要になります。
精神レベルの近いお友達のいる環境が良く、ひとりにはしないケアが良いと思われます。生活環境が変化することは心配ですけど、ご家族のそばに行くことはやはり良いと思います。幸い、引っ越し先の職員さんも親切そうで、知識もしっかりあるようです。午前11時、大勢の職員に見送られてお別れになりました。Aさん、お元気で。

夜:認知症の研修を萬緑苑で実施。目の見えない方のケアについてひもときシートを使用して検討しました。目が見えなくて動けない方のケアというものはどうしても後回しになりがち。目の見えない方は不安で常に周囲の音を気にしながら生活しています。これに認知症が加わり、行動障害が発生すると、私たちは行動障害ばかりに目が行ってしまい、その人の心情などについて考察することがおざなりになりやすいのです。大変勉強になりました。
 
【2月9日 大暴風雪があけて】
 千葉県で地吹雪を体験するとは思いませんでした。積雪は30センチは優に超えています。職員が間に合うか心配でしたが、さすがに強者ぞろいと言うか・・・2時間かけて歩いてきたもの、前日から泊まっていたものなどほとんど勢揃いしました。市原市は大雪でしたが、隣の茂原市は大雨だったとか・・・信じられません。雪かきを1日やりましたがとても全部できません。全身筋肉痛状態に陥りました。今夜もお泊り組が3~4人・・・たのもしい限りです・
 
【1月24日 間仕切り家具設置完了】
 待望の間仕切り家具が入りました。萬緑苑は昭和57年にできたので、部屋は狭くプライバシーの確保は難しい構造だと半分あきらめていました。しかし、山武郡にある青松苑の理事長様から、すごく良いから見学に来れば・・・と言われまして・・・なんとかなると判断しました。
家具の半分は県から補助が出ましたが、各部屋のコンセントとテレビ端子を増やす電気工事や、搬入前に床を磨く施工、それと不要になる家具類の廃棄費用などを合わせると本当に大投資になります。
しかし、設置した家具を見ると・・・やはりきれい。家具そのものの収納容積は少し減りますが、プライバシー確保は重要ですね。床も磨いてありピッカピカですから、新しい施設に生まれ変わったみたいです。
 
【1月23日 市原市認知症対策連絡協議会研修】
 18:00から市民会館で市原市認知症対策連絡協議会の第3回研修会が行われました。個別部会で話し合われたのが、施設同志にも顔の見える関係ができていないので、職員レベルの連絡会をつくろう・・・ということで名簿作りからはじめることになりました。地道な一歩ですけど、ネットワークづくりは大事だと思っています。
琢心会がこうして頑張っていられるのは地域の諸団体などとネットワークづくりをしていたからで、それぞれが役割を持って分担すれば、きっと良いものができると信じています。例えば・・・
★入所希望者情報の相互紹介
★困難事例受入のリスク分散
★入所申込書式の統一
★多職種協働研修など合同研修会の開催
★施設の特色などのPR(プレゼンテーション) など・・・アイデアはたくさんありそうです。
 
【1月15日 1階浴室工事がはじまる】
 デイサービスが外に新築されてから、ホーム1階の浴室は使わなくなっていました。古い浴室で断熱が悪く、冬場はかなり寒いと不評だったからです。使わないでいると排水溝から虫がわき、ひどいことになっていたので、消費税が上がる前に改築することにしました。もちろん、県とは事前協議はすんでいますが、きちんと設計士を入れて行ったため費用がかなりかかります。できあがると予備の部屋・・・静養室・・・ができます。(全体の定員は変えません。)
 
【1月13日 ホームページの引越し】
 実は昨年のうちに公式ホームページはリニューアルしています。もともと無料サーバーを使用していたので、掲載可能容量が少なく、全法人の情報を掲載するのは無理でした。
引越しを機に、古いホームページサーバーに余裕ができたので、手を加え始めたのですが、このたびサーバーをさらに容量の大きいレンタルサーバーに変更し、完全に個人の責任で作成するように変えました。
引越しの記念にリクルートのページ“この指と~まれ”を作成中。写真機を向けるとみんな逃げ回って困ります。

私の目標としましては同じ市原市にあるグランモア和光苑のF施設長。あのまめな更新と濃~い内容はすごいです。
 
【1月10日 特殊ワックスがけ】
 萬緑苑の床にはちょっとした特殊なワックスがかけてあります。別名床マニキュア。
滑りやすい・・・といわれて敬遠される施設もあるようですが、今の技術をもってすれば全く問題なし。汚れは落ちやすくなるし、磨けば新品同様になります。
今回は居室にパーティーション家具を置くために、室内のワックスを新しくしました。同時に床の汚れを剥離してもらったため、まさにピッカピカ。10年前の光沢に戻りました。 
  
【1月10日 お料理クラブ】
 今年最初のお料理クラブです。本日のメニューは甘納豆の蒸しパンとサツマイモの蒸しパンの2本立て。右手の利かない人は左手で、左手の利かない人は右手で・・・それぞれ役割を持ってくださっています。
デイサービスと一緒にやっていた頃は、ホームの方々はどちらかといえば遠慮気味でしたが、現在は製作も食べる方も積極的ですね。このクラブは厨房職員が毎月企画していて、POPなども手作りです。絵の上手な職員がいて、毎月気合の入ったポスターも掲示されています。ちなみに写真の右は寮母長のN主任です。
 
【1月6日 新春カルタ会】
 毎年のお正月恒例のカルタ会を開催しました。カルタはご利用者のために拡大した特製「介護カルタ」です。
平均年齢86歳の皆さんですけど、勝負事ですから、特大カルタを相手にそれなりに熱き戦いが繰り広げられたそうです。本年度のカルタクイーンのTさんには、特製の黄金表彰状を進呈されました!

それにしても最近の家庭ではカルタ会なんてめったに聞かなくなりましたね・・・。
 
【1月1日 おせちギャラリー】

左から

職員用(丸皿)
入居者用(重箱)
入居者(介護食)
 
【12月23日:クリスマス会】
 いつの間にかクリスマス会も敬老会のような雰囲気になり、うれしいことにご家族の来苑も自然に増えてきました。
写真は職員によるコントの一場面。思いっきりすべっていたかもしれませんが、入所者ご家族の温かい御心で大爆笑!
この世界は人前で演じることが快感になってくれば一人前。恥ずかしいが嬉しいになり、立派な男優・女優に脱皮して行くのです。くだらない芸であっても真剣に練習しています。努力と練習はうそをつきませんから。
 
【12月20日:法令順守マニュアル】
 県から法令順守に関しての調査が届きました。正直、法によってガチガチに縛られる弊害はあちこちで見ていますので、あんまり何でもルール本位に石頭に考えるのは好きではありません。とはいえ一定のルール・方向性は必要で、法令順守マニュアルは自律のための教本だと思っています。
ところで、現在は全国に普及しているこのマニュアルですが、実は情報発信源は私(琢心会)です。もちろん、色々な資料を手本にしていますので全くのオリジナルと言うわけではありません。
2008年に法令順守マニュアルの制定が社会福祉法人に義務付けられた時に、いちはやく試作したもので、千葉県21世紀委員会の活動として県内研修会で発表したのが最初。インターネット上にも2008年8月公開しています。その後、全国老施協にも原稿を送り、全国老施協関連施設にも広めました。製作においては千葉県県庁のM課長様の監修を受けています。その証拠に、現在インターネット上で見られるマニュアルの前文はほとんど私が書いたものと同じです。どうです、すごいでしょ。
 
【12月17日:千葉県・市原市の監査】
 本日は監査の日。何もない・・・と言いたいところですが、監査があるからちゃんと書類もきれいに整理する癖がつくというのも本音です。第三者評価を受けると監査実施が減らされると聞いていますが、監査が来ないとズボラな私は仕事が杜撰になる気がします。今年からは県に加えて、市原市からも監査人が来られました。はじめてのこともあり、施設見学だけで一時間ぐらいかけて行いました。結果、指摘はとくになし。一安心です。
 
【12月15日:千葉労災病院看護専門学校 施設研修】
 近隣にある千葉労災病院看護専門学校から学生さんを引き受けてあっという間に3週間が経過しました。毎回研修の際にお話させて頂きますけど、皆さん本当にしっかりしています。老人ホームでの勉強は、技術を磨くというよりも人間力を磨くものだと思っています。医療は認知症の方の行動を抑えることを考えますが、今の介護は認知症であることは受け入れて、心の不安を取り除きに行きます。もちろん、そのほうが何倍も手間がかかりますが、そういう意味では介護は究極のサービス業だと思っています。
学生さんたちが帰るとき、ある利用者の方が近づいてきて涙目で握手。名残惜しそうに見送っていました。研修中によく、お話を聞いて下さっていましたね。皆さん、合格です!
 
【12月15日:俳句クラブ】
 俳句クラブの日。昔はホームの入所者の中に句集を出したほどの達人がいらっしゃいましたが、今はケアハウスの方、デイサービスの方、近隣の方々中心の活動です。17文字の制約の中で表現をする難しさはありますが、季語や切れ字などのルールを覚えるなど、頭にもなかなかよろしい。ここで私の句を・・・(兼題:枯野 冬の星 一部改作)
落日が 目に染み入るや 大枯野
花一輪 枯野に色を 戻しけり
冬の星 見つけて寒し 早出の日
冬銀河 列車は走る 暖求め
珈琲を いれひとときの 冬銀河
            天賞受賞とはなりませんでした。残念。
 
【12月6日:千葉県認知症介護実践研修】
 4日から開催されていた千葉県認知症介護実践研修がようやく終わり、卒業生70名を送り出しました。この研修は千葉県高齢者福祉施設協会が千葉県から委託を受けて実施しているもので、私は足かけ9年この研修を手伝っています。また、介護副主任は現役の講師です。
講師の方々は熱血漢が多く、みな熱心。体育会系の香りがしますね。
この研修、現在は年6~7回ほど開催されており、4日間開催なので負担も結構あるのですが、この生活にだいぶ慣れてしまいました。時間はかかりましたが私たちの施設も認知症の方に対しての対応がずいぶんよくなったと思います。
 
【12月5日:辰巳台中学生の職場体験】
 辰巳台中学校から2年生の男の子2名がやってきました。職場体験です。
福祉教育は大切ですから地道にやっていかないとね。最近は核家族化が進んでいますし、町会活動や近所付き合いも昔ほどでなく、おじいちゃんおばあちゃんと話す機会はかなり減ってきています。
音楽クラブがあったので参加もしてもらい、2人とも頬を赤くしながら挨拶してくれました。
ところで最近の学校は「焚火」の歌を学校では教えないのですね。
「垣根の垣根の曲がり角・・・」のあの有名なフレーズを知らないのです。
冗談かと思いましたが、家へ帰って、小学5年生の娘に聞くと「知っているけど学校では習ったことない・・・」との返事。本当だったんですね。唱歌「焚火」はどうやら好ましくない歌として、消える運命のようです。
 
【12月3日:辰巳台東小学校合唱部来苑】
 ひさしぶりに辰巳台東小学校の生徒さんのボランティア活動を受けました。
実はここ数年、特養は感染症の不安から集団的なボランティア受け入れを自粛していましたが、そろそろ元の状態に戻したいと考えています。もちろん今でも感染症が怖いことには変わりはありませんが、過度に怖がることは運営的にも入居者にとっても地域においてもマイナスであると考えてのことです。
来苑する生徒さんは多くとも30人ぐらいだろうと考えていましたが、なんと70人以上・・・あわてて会場を準備しなおしました。ピアノの伴奏に伴い、利用者も知っている懐かしい歌が次々に流れます。入居者の皆様も一緒になって大合唱。そして生徒さんとともに手遊び歌・・・直接のふれあいの時間も持てました。約30分の講演でしたが大満足!
また、次もお願いしたいものです。
  
【11月30日:姉崎中学校へ出前講座】
 1年ぶりの出前講座「ようこそ先輩」に行って参りました。一時期、私の母校は荒れていたと聞きましたが、今はかなりおとなしくなったそうです。それでも今年は元気な3年生が相手で、講義の合間にけっこう合いの手発言が入ります。レジメ台本を作っていましたが、雰囲気を見て予定変更のフリートークでした。その分、思い入れで力が入ってしまいまして、自分でもあまり出来が良くなかったかなあ・・・と反省しています。
人を育てる・・・というのは難しいことで、指導をするというのはおこがましい考えだと思います。生徒とともに考えて行動することが大事なのです。人は放っておくと何もしない・・・マイナスの方向に行きたがる・・・その方が実は楽なんです。それをプラスの方向、生産性のある方向に向けなければなりません。その意味で福祉教育は大事なんです。帰宅して事前に用意していた認知症テストがそのままになっていたことにも気が付きました。反省・反省。

※職員による福祉教育(小~一般レベル)の出前講演承ります!お気軽にお声掛けください!
  
【11月27日:認知症サポーター養成講座】
 市原市認知症対策連絡協議会での会議の決議を受け、11月27日に社会福祉法人の職場で認知症サポーター養成講座を開催・受講しようということになりました。
当日は約60人の職員が集まり、姉妹施設の地域包括支援センター・たつみの協力のもと、認知症について学び全員でオレンジリングを取得しました。
ちなみに私は千葉県の認知症介護実践事業委員会の委員をもう10年近く勤めていますし、施設内にも現役の千葉県指導者もいますので、手を抜くことができません。何より大事なことは“法人の姿勢”であり“職員の意識”だと思っています。
  
【11月26日:間仕切り家具の入札実施】
 千葉県の特別養護老人ホーム等居住環境改善交付金の内示を受けて、一般競争入札を実施。10社以上に声をかけ、市役所立会いで理事も監事もみんな呼んで・・・と実に物々しい。
無事に落札者が出たからよかった。大変なのはこれからですけどひとまず安心。
来年には各部屋に間仕切り家具が入り、4人部屋でもプライバシーが守れるようになります。
 
【11月24日:辰巳の福祉祭りに出店】
 毎年恒例の辰巳福祉まつりに焼きそば&フランクフルト屋台を出店。前日の設営に加え、当日は早朝から準備に追われました。幸い、天候も穏やかで多くの人出に恵まれました。施設からは出店用の道具・材料の他にテント6張りと東レ様から頂いたテーブル(下記事参照)を持参しています。
私は焼きそばの焼子として10年以上出ております。当日は2時間で400食を目標に、休むことなく手を動かし続けました。もっともついつい盛がよくなってしまい、目標数前に材料切れで12:30頃に完売・・・フランクフルトも1:00には完売になりました。
辰巳の福祉祭りは福祉バザーとともに毎年11月に開催されています。ちなみにこのお祭りの名物のお楽しみ券のルーツはどうも辰巳萬緑苑の福祉祭り(毎年3月第一日曜開催)にあるようです。
  
【東レ労働組合様の折りたたみテーブル19台が大活躍!】
 東レ様は、福祉祭りでいつも“たこ焼き”を担当してくださいます。また、雑巾やタオルの寄付など何かと福祉に対して気をかけて下さいます。
そんな東レさんから、1円募金で集めた募金から何かを買って寄付をしたい・・・というとてもありがたいお話がありました。打ち合わせのとき、思わず「水に強い折りたたみテーブル」が欲しいという声を上げてしまいました。お祭りのときはいつも町会からテーブルを借りていたのですけど、壊れてしまったりして台数が不足気味です。それに今年の夏祭りで借りたとき、突然の雨により新品のテーブルが濡れてしまい、その結果表面の化粧板が変形したり、とれてしまったりで大変申し訳なく思っておりました。(室内用だったようです。)
大は小を兼ねるで、介護用にも使えるし、会議用にもお祭り用にも使えます。何より軽くて丈夫です。
と、言うわけで11月24日の辰巳の福祉祭りの時に大活躍をしました。東レ労働組合様、ありがとうございます。
 
【11月17日:最後の震災被災者の帰郷】
 2011年3月の東日本大震災に被災されたあと、デイサービスたつみの森を利用されていたK様が故郷の女川に帰られることになりました。入所利用者では10月中に楢葉町から避難してきたN様が亡くなられておりますし、ゆずのさとの従業員のS氏のご家族も今夏に福島に帰られています。故郷に戻ることはお目出度いことですけど、お別れするのはさびしいです。福島のケアハウスに入所されたN様・・・元気でしょうか?ゆずのさとの皆様も、余裕ができたら遊びに来てください。
 
【11月4日:みかん狩り】
 みかん園が今日はすいているらしい・・・との情報を得て、車2台に分乗して房総十字園にみかん狩りにGO。ここ数年は感染症や天候が寒かったりなどでほとんどできなかった行事です。
姉崎のみかんのルーツは江戸時代に忠僕市兵衛がもたらしたもののはず・・・なんですけど、みかん園の当主は知らないようです。このお話、「上総風土記」という本で直木賞も取ったはずなんですけど、今は絶版でかつ、超希少本。初版なら数十万円もする大珍品なので目にすることもないのかしら。
食べ放題ということでチャレンジしますが、胃袋にも限界があるようでして・・・。それでも5個以上食べられた強者もおります。さすが別腹。
 
【11月3日:辰巳神社例大祭】
 今年は大人神輿、子供神輿ともに施設にやってくる日です。
私は8:30に辰巳神社に・・・。今年はいつもより暖かい朝でした。神社式典の後はおみこしの出発です。
大急ぎで施設に戻って受け入れの準備。お昼頃、相次いでおみこしが到着すると、子供には缶ジュース、大人にはトン汁を振る舞います。施設の前はお昼の休憩所になっているのです。
少子高齢化の影響で、神輿の担ぎ手が少ないだろう・・・と思いきや、大人神輿はものすごい人数でびっくりしました。入居者も外に出て、おひねりを投げたり歌ったりと、11月にもかかわらず穏やかな気候でとても楽しめました。
  
【11月1日 編み物ブーム?】
 特養の生活は単調ですから・・・何か趣味があると良い・・・昔取った杵柄と言いますか、最近は編み物にいそしむご入居者が何人かいらっしゃいます。
編み棒と毛糸を購入して、せっせとマフラーやセーターを作られています。それがまた、頭と手先のリハビリになって、どんどん介護度が改善して行く循環が生まれています。写真の方は文化祭にマフラーを出品されました。
中には夜通し編み物をしてしまう方もいらっしゃいますが・・・まあ、たまにはそれもよいかしらね。看護婦さん、大目に見てあげて下さい。
 
【10月26日:湿津中学校から車いすの寄贈】
 台風のような強風と豪雨の日、招かれて湿津中学校に行きました。
湿津中学校の吹奏楽部にはたつみの森で演奏会を開いて頂いた縁もあり、交流が深まりつつあります。その湿津中学校から辰巳萬緑苑に対して、車いすの寄付を頂きました。本日はその贈呈式の日でした。
本当は入所者の代表を連れて行きたかったのですけど大雨で断念。
頂いた車いすは早速使わせていただいています。ありがとうございました。
  
【10月24日:外務省来苑】
 ある日、外務省から直接電話連絡が入り、貴施設を見学に行きたい・・・とのこと。
実は私どもの施設ではフィリピン人介護福祉士候補者を受け入れていますが、まだ合格者がいるわけでもありません。それにこの事業は厚生労働省が管轄のはずなのですが、なぜに外務省?
どうやらわが施設の評判が外務省にも届いたか?・・・自画自賛。
詳しい経緯は不明ながら、どうやら外務省としても実態を把握に来られたようで、わが施設が選ばれたのは比較的東京から近かったのと、在籍中の候補者の性格がすばらしく、あちこちで施設に感謝している発言が内々で評判になっていることが原因のようでした。たしかに、Mさんの性格はとても可愛らしい・健気、そして容姿もチャーミングです。
  
【10月6日:ラベンダーマルシェ】
 今年から辰巳の「まちづくり委員会」が主催する新しいお祭り、ラベンダーマルシェを訪問。辰巳住民のパワーはすごいです。心配された天気もなんとかあがり、中央公園でのお祭りを堪能しました。
私にできることは「買いまくること」と割り切り、全店から購入をめざし、食べまくりましたが、胃袋に限界が・・・。それでも買った買った!最後は出張マッサージまで受けてしまいました。キッチンカーがたくさん並んでいてとても楽しかったですね。来年は入居者を連れてゆくことにしましょう。
 
【パナソニック・ナノイーシステムの効果】
 感染症対策のために思い切って全館にナノイーシステムを入れました。この手のものはシャープのプラズマクラスターやダイキン光速ストリーマなどが有名ですけど、静穏性とメンテナンスコストを考えて、パナソニックのナノイーシステムを入れました。除菌効果のほどはすぐには判りませんが、少なくとも施設の中から悪臭はかなり消えましたね。
 
【ソフト類の公開について】
 エクセルマニア・・・おたくです。表計算ソフトとの出会いはウィンドウズ95の時にさかのぼります。全くの独学ですけど一通りマクロのプログラムをしています。したがって施設内で使う帳票類や請求はほとんどがオリジナル。ソフト代が無料と言う効果は絶大で、しかも自分で組んでいますので制度についても自然に詳しくならざるを得ないのです。
しかし、介護保険は複雑になりすぎました。次の改正が怖いです。
→ ソフトの部屋へのリンク
 
【だれも言わないからあえて書いてしまいます。】

介護職員の痰の吸引について

医療行為とされていて、介護職員が本来は行えないとされていた痰の吸引や経管栄養に関する取扱いが、研修を受けることによって合法化されました。一見、喜ばしいニュースなのですが、実は大変な問題を秘めています。
介護職員が受ける必要のある研修時間が50時間で、実技も含まれているため、研修受け入れに限界があり1施設当たりで年に一人程度しか研修が受けられず、しかも実技研修ができる受入施設がほとんどありません。
実技研修は実際のご利用者が相手なので、他施設の職員の研修の実験台にはできないのです。これではやがて特養で夜勤ができる職員がいなくなってしまいます。そもそも家族が行うと合法なものが、介護職員が行うとなぜ違法にされてしまうのか?(かつては体温測定や爪切りも違法でした。)
研修をする意義は否定はしませんが、現場の現実から離れすぎており、大幅に見直すべきで必要に応じてリセットするべきだと思います。この研修が無理であることは、誰もが判っているはずなのに誰も声を上げないのが不思議です。
間もなく始まる介護福祉士受験資格を得るための実務者研修にもこの研修受講が必須要件として含まれているとか・・・資格取得が遠のきます。ゆゆしき問題です。

この件について賛同する関係者はいませんか?業界としても動いてほしい!